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会社への手紙6 [フィリピン]

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モロ教会の16人の女性聖人像

クリスマスとお正月
1994-01-05

新年あけましておめでとうございます。ラジオジャパンをきくかぎりでは、今年は例年より雪が多いかと思います。こちらは12月号で書いたとおり雨期がまだ終わらず毎週大雨と大風です。気温も日本の9月頃で私は少し寒いと感じています。雨が降れば新潟の冬と同じ空模様です。Bolacay島と云うリゾートが200km西にありハイシーズンは12月の乾期からと地球の歩き方に書いてありますがウソです。年末・年始の休みにフィリピンへのバカンスは避けた方が良いです。

さて、今回のテーマはクリスマスとお正月です。9月1日私はマニラのタクシーの中でクリスマスソングを聞きました。同乗していたボランティアーは3日前にも聞いたそうです。それだけフィリピンの人はクリスマスを楽しみにしています。11月下旬頃からは日本のビアーガーデンみたいに色々な色のイルミネーションを屋根や窓に飾ります。夜が暗い(電灯が少ない)フィリピンではケバケバしく見えます。そして金や銀色のプラスチックフィルム製の飾り(日本の七夕の飾りと同様音のでるものもあり)を玄関の前に吊るしておきクリスマスツリーはビニール袋に色々な色素を入れそれを家の前に置きます。

クリスマスの2・3日前には日本の忘年会みたいなものが、小学校・中学校にもありそれが終わってから1月日までクリスマス休みです。金のある子供達は当然クリスマスプレゼントももらえます。クリスマスイブの夜はクリスチャンは教会へ行き歌を聞いている人やブラブラしている人(私を含む)さまざまです。プロテスタントた7days Adventistの教会は何もしていないようでした(小さな田舎町だけかもしれませんが?)。
そして、夜中の12時皆で食事をします。私は寝ていたのですが起こされました。ラジオはクリスマスソングのオンパレードです。日本のクリスマスイブから想像するロマンスは全然ありません。公園ではクリスマスツリーコンテストもあり、新聞紙・ヤシの葉・竹等色々の材質でで作られた日本では考えられないツリーも有りました。

クリスマスの当日私は犬の鳴き声で起きました。現地の人はまた教会へ行ってミサを聞いています。この日は子供にクリスチャンネームを付ける日でもあるみたいです。昼飯は隣の家のおばさんの妹の家で食べることにしました。家の庭には大きな鍋で…キバをむき出しにした丸い形のものが4つ・・・”Ido(犬)?”朝の異様な泣き声をそこで理解しました。キニラオ(酢漬け)と煮付け?になり私も食べました。味は山羊のようです。匂いは思ったよりありませんでした。
周りにいた犬は心なし涙顔で元気が無くかわいそうでした。犬の足(生肉)を与えたら尻尾を下げて逃げて行きましたが犬の煮付けは食べていました。ルソン島(マニラのある島)の北部だけ犬を食べると思っていましたがこちらでも体験でき良かったです。
家に帰ったらトイレで子犬が横になっていたので持ち上げて外に出したら、まだ朝のショックがあったらしく腰を抜かしたように横たわってしまいました。これが田舎のクリスマスです。長くなったので、お正月は2月号に書きます。ではお元気で皆様によろしくお伝えください。   草々
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