デーツはチュニジア南部のオアシスのフルーツです。
チュニジアのナツメヤシは、約2万9千ヘクタールに400万本が植えられています。Deglet Nour(デグレ・ノウル)は非常に商品価値が高く、60パーセントが輸出されています。
主なデーツ生産地域は2万1千ヘクタールの拡がりを持つTozeur(トズール)とKebili(ケビリ)で、国内生産の90パーセントを占めています。
デーツには250種ほどがあり、Deglet Nour(デグレ・ノウル)、Kenta(ケンタ)、Allig(アリグ)、Khouat Allig(コウアトアリグ)は、チュニジアを代表する銘柄です。
デーツの年平均生産は約11万5千トンです。年間輸出は4万トンです。輸出されるデーツは登録された30以上の工場で丹念に包装されます。チュニジアは世界第二位のデーツの輸出国で、製品はフランスをはじめ、ドイツ、スペイン、イギリス、モロッコ、中東といった30以上の国々に輸出されています。
「輝く光」として伝統的にしられるデーツの王様、Deglet Nourは、世界で最も高い評価を得たデザート用デーツです。Deglet Nourは、自然が育んだブロンドの色合い、特徴ある風味、柔らかな果肉のため、THE DATE(ザ・デーツ)と称されています。
Degelet Nourは、ワインにおけるシャンパーニュに相当し、枝に付いた状態で売ることができる唯一の銘柄です。冷蔵すると長時間おいしく賞味できます。
今後、チュニジア産のデーツは、新たな技術の活用と生産者のたゆまぬ努力によって増産が期待されます。

少し硬い文章ですが3月に東京で行われる展示会、FOODEXのために翻訳した文章です。
ナツメヤシの言葉は知っていましたが、チュニジアに派遣が決定するまで食べた事はありませんでした。デーツは亜鉛などのミネラル分が多く、甘味の少ない干し柿の味がします。