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東欧の旅-スタラザゴラ生活編 [旅行-ブルガリア]

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友人宅は黄色く塗られた家の裏側です。どの家も屋根の家に煙突が何本かります。緑色の門の前には家族で死んだ人の写真が貼ってあります。こうやって彼らを忘れないようにしているそうです。写真は郵便局前の掲示板にもありました。こちらはお悔やみのお知らせだと思います。家の前の道は舗装されておらず、ロバが紺色の車の後ろにあるような荷台を引いているのも多いです。近所付き合いもよく、電話で確認しなくてもいつでもWell come.と言っていました。
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私は娘さんのベットを借りて寝ていました。パソコンも普及しているらしく、SKYPEからのチャットメッセージが頻繁にきていました。友人がチュニスや日本で奥さんがブルガリアの時は、いつもビデオを付けている時もありました。
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これはバニッツアと言って、小麦のシートをバッター(ヨーグルト入り)でつないで焼くパイのようなものです。この日は大晦日で、おみくじを入れたり、コインを入れてよい新年を祈るようです。ちなみにヨーグルトは脂肪分が1.5%から3.3%と数種類ありました。料理には低脂肪のヨーグルトを使っているようです。味は日本のブルガリアヨーグルトに似ていますが、一人前はカップ(400ml)全部食べさせられます。
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部屋の外の階段にあるレンジとオーブンです。熱源は電気でした。友人曰く、台所が小さいのと煮物の臭いが立ち込めないのでこうしていると。奥さんの喫煙所にもなっています。
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部屋の暖房の名前はペチカと言っていました。煙突の下についている四角い箱がラジエターの役目をして部屋を効率的に暖めてくれます。熱源は材木と石炭です。1月にロシアがウクライナにガスの供給をしなくて東欧諸国が困っているとニュースが流れていましたが、友人の家庭でガスは使っていなかったので安心していました。部屋は暖かいのですがすごく乾燥し、そのためか風邪をひいてしまいました。
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友人宅の裏庭からスタラザゴラの市街を写しました。裏の畑はライ麦だったか大麦だったか小麦だったか・・・。友人はジャーマンシェパード、近所も犬を飼っている家が多いです。朝はマイナスの気温で犬が水を飲めず、氷を割っていました。隣の家はロマの家族が借りていて、暖房に靴とかプラスティックを燃やすので空気が臭くなると言っていました。
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大晦日は友人の友人宅へ行きました。建材に使う石を貿易しているそうで、少しお金持ちでした。猟で獲ってきた鹿肉のシチュウーは美味しかったです。医者の友人が自家製ワインとリカーを持ってきて美味しかったです。そして、0時を過ぎると女性たちはダンスを始めました。日本人が初詣へ行くように、お決まりのようです。
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これは木の枝にポップコーン、プルーンやリンゴを指して子供が背中をたたきます。厄払いのようなもので、子供はお年玉がもらえます。

この後ブルガリアの公共放送で1時頃から黒澤 明の七人の侍を放映していました。突然スタラザゴラに現れたアメリカ人はこの映画をよく知っており、コメーディーと言っていました。私は風邪でゲホゲホして入らなかったですが、マイナスの気温の中でジャグジーに入り星空を楽しんだ人たちも。元レスラーなのでタフな人たちです。

アメリカ人が突然現れ友人はすごいジョークでスタラザゴラに迎えたのですが、ブログに載せるのは止めておきます。お世話になった友人がアメリカに行ったら、どんなお返しが待っているか楽しみです(^^♪。

スタラザゴラ豚解体編へ続く
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