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高校生国際協力体験視察の旅9 [フィリピン]

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協力隊員の活動現場で

フィリピン S.N(新潟市)

初めて行った外国。フィリピンでは、いろいろな事があった。ただの旅行ではなく、フィリピンという国の生活、人など、いろいろな事に近づけた旅行だったと思う。それともう一点、初めての外国を肌で感じたと同時に、日本、とゆう国を客観視する機会でもあった。
フィリピンという国について、僕は二つの感想をった。簡単に分けてしまえば、都会と田舎の二つの感想である。
日本での外国人がどの様に扱われているかは、あまり気にした事もないので、分からない。だから、たいして比べられないのだが、フィリピンでの、外国人に対する関心の示し方には少し驚いた。バスに乗っているだけですごくこっちを見ている。その事について、マニラでは、少なくとも僕はあまりいい印象を持たなかった。珍しさ、といったものと、少し違った、なんというか、よそもの扱い、というか、そんな視線だった様に感じた。もちろん、気さくに手を振ってくれる人もいたのは、言うまでもない。
田舎というと失礼かもしれないが、僕らがホームステイをした、ブラオン再定住地の人達の視線は、あからさまに笑顔で、見ているというか、見られているこっちも、手を振りたくなってくる。そんな違いを感じた。
ホームステイでは僕のつたない英語に、向こうの人もとまどっていたであろうが、とても優しく接してくれた。もう少し家事などの手伝いもしたかったのだが、当然かもしれないが、止められてしまった。もう少し家族の様に接して欲しかった。当然かもしれないが、お客扱いだった事に歯がゆさを覚えた。僕らがホームステイをした家には、日頃から、あんあんに家に友人を集めて、小さなホームパーティーをしているのだろうか。友人といっても、それこそ親と子はどの年がはなれている人もいる。何というか、向こうの人の、友人に対する感覚のちがい、人柄を知った出来事だった。フィリピンへの旅行中、常に頭にあったのだが、彼らとすごしていると、母に良く聞いた昔の日本を思い浮かべずにいられない。近所づきあい等をみていて、そう感じた。フィリピンで感じた、僕が、とてもうらやましく思った感覚は、そういう友人とのつきあい、休日の平穏さ、みたいなものから感じたものだろう。そうゆう感覚は、今の日本では感じることができないのえはないか。
一週間のフィリピンへの滞在で、僕は、少なくとも、また来たい、それどころか、フィリピンに住みたい、といった考えまで持った。フィリピンの人は、きっと、馬鹿な事を言っている、と思うだろう。彼らの中には日本に来たくてもかなわない人たちがたくさんいるいし、きっと、日本や、アメリカ、といった先進国と呼ばれる国々の、便利で、清潔な生活を目標として、発展を願っているのだろう、そんな立場の日本人がそんな事を言うのは、日本の便利さ、など、彼らが望んでいる暮らしは、彼らがこれから手に入れていくものなんだろうと思う。一方、僕がとてもうらやましく思って、憧れている暮らしは、もうすでに日本が忘れてしまったものだと思う。昔の日本には、それがあったに違いない。
必ず、僕はまたフィリピンを訪れるつもりだ。その時が早く来る事を願っている。その時は、きっとフィリピンは今より発展しているだろう。その発展と同時に、僕が好きな、あの感じをうしなっていないで欲しいと思う。日本は、今、フィリピンに協力をしている立場だが、技術や、そういったものの発展の影に、失われるものがない様な協力を心から望んでいる。
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