SSブログ

高校生国際協力体験視察の旅11 [フィリピン]

st7.jpg
協力隊員の活動現場でII

フィリピンってどんな国 T.I(新潟市)

「フィリピンってどんな国。」これは、私がフィリピンへ視察に行くと決まった時思ったことです。
南国の国でバナナがおいしくて。良い事はこれしかうかんでこず発展途上国で貧しい国というイメージを強く感じたのを覚えています。最初は,フィリピンへに行くことが不安でした。日本とは、全く状況の異なる国へ行くのは初めてだったので想像がつきませんでした。でもフィリピンへの旅行が近づくにつれて、私の好奇心に不安が負けてしまい、フィリピンの事に関する色々な知識が身につき、普段は口にしない国際協力・交流という言葉を自然に発するようになっていました。国際交流や協力ってこんな風に第一歩を踏み出すのかと行く前から感心したりしていました。最初に感じた不安は、何処へやら。
フィリピンの首都マニラに着きその都市を見上げた時、ここはどこだろうと思い頭がくらくらしてきたことを思い出します。マニラは想像以上に大都会で、でも少し日本とは違ってでも自分の想像していたフィリピンでなくて、とても不思議な都市です。なんだかアメリカのどっかの都市へ来た気分でした。でもジプニーが走っていたりする所は、フィリピンです。それに他の国の大都会とは違いマニラほど明確に、貧富の差が表れている都市はないんじゃないかと思います。もしかしたらマニラは、一番フィリピンの状況が表れている場所なのかもしれません。大邸宅が並ぶ中、小さな壊れそうな家に住んでいる人達も大勢います。仕事を持ったお金持ちの人達がせかせか歩く中で、貧しいけれど心豊かな人達の笑い声が聞こえる都市。私はマニラという大都会で何か考えさせられました。
マニラを出るともう都市の面影はなく、一面畑と小さな家だけ。私達は、パンパンガ州の小さな村にホームステイをしました。そこは、ピナツボ火山の被害にあった人達の再定住地でした。私をやさしく迎えてくれすぐに私は、打ち解けることができました。
彼らは、比較的裕福な方でしたが決して困っている人達を見過ごさず、できる限り困っている人達を助けます。助け合っているのでしょう。友人や家族を大切にして毎日楽しく精一杯に生きています。日が暮れるまで家の前の道は、子供たちや近所の人達の活気ある笑い声で一杯です。子供達に、私の名前を教えると元気な声で私の名前を呼び一緒に遊んでくれます。初めは、少人数だったのがいつの間にか大勢になり、楽しそうに笑い合い遊んでいるのです。私も彼らと一緒に心から笑い楽しみました。
今回私は、フィリピンで言葉ではない国際交流や、人の心の豊かさ、子供達の素敵な笑顔、表情たくさんの事を感じ学びました。一週間という短い間だったけれど、私も彼らの仲間に入れたことを嬉しく思います。
日本のすぐ近くに、フィリピンのような素敵な国があります。色々な国があって色々な人達が住んでいるのです。世界に目を向けるという事は、とても素晴らしい事だと思います。私は、今回の旅行で改めて実感しました。フィリピンに行けて本当によかった。一生忘れられないでしょう。私は、彼らからたくさんの贈物をもらいました。
最後に、今私が「フィリピンてどんな国。」と聞かれたら、こたえきれないくらいの色々な事を話すでしょう。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感