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高校生国際協力体験視察の旅14 [フィリピン]

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帰国後弥彦駅で再開

フィリピンに行って A.A(中頚城郡) 

日本から飛行機で約4時間。あっという間にフィリピンの首都マニラに到着した。マニラを最初に見た感想は、凄いということだった。何が凄いかというと、想像以上の発展ぶりにだ。私はもう少し田舎のような感じだと勝手に思っていたが、大きな間違いだった。偏見を抱いていた自分が恥ずかしかった。それほどマニラは近代的で発展していたが、その影でストリートチルドレンや不法に居をかまえる人が達がいるのも事実だった。しかも、ここまで発展しているのはマニラだけらしく、他の市町村はマニラのようになっているわけでないという。一日目にして、私はフィリピンが抱える問題の一つである、貧富の差を目のあたりにした。なんともいえぬきもちになった。
二日目は、初めて直に、フィリピンの文化や習慣に触れることができた。だからずっと驚きの連続だった。更にこの日は、ホームステイが始まる日でもあった。ホームステイは、たった二泊しかなかったが、そんな短い期間にもかかわらず、ホストファミリーの人達は私達にとても親切にしてくれた。それがとても嬉しかった。英語力がなく、残念ながらあまり多くは話せなかったけど、フィリピンの人と身近に暮らすことができて、楽しかった。ホームステイをして思ったことは、国際交流というのは、案外簡単なことではないだろうかということだった。どこの国の人でも、みんな同じだから、言葉が通じなくても、きっと仲良くなるのは簡単なのだ。その気があれば。私はそう思う。
4日目、ホームステイ先の近くの学校を見に行った。高校の授業は先生と生徒の間の壁が薄く、日本の航行よりも自由でフレンドリーだと思った。フィリピンのそういうところが凄くいいと思う。小学校では大歓迎を受けた。小学生や先生方が歓迎会を開いてくれて、歌や踊りを披露してくれた。私達のために練習してきてくれたんだと思うと、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになった。それから私達は、お礼の気持ちを込めて歌を歌い、小学校の人達と一緒に踊った。みんなで手を繋いで輪になって、本当に楽しかった。踊り終わった後は、何だか小学生達との距離が縮まったような気がした。歓迎会の後は小学生に囲まれて、サイン攻めにあったり、少し話をした。とても楽しくて心が温まる時間だった。しかし、このあとにはホストファミリーとの別れがまっていた。本当に短い間だったけれど、もしかしたらもう合えないかもしれないと思うと、やはり悲しかった。ホストファミリーの人達からは、貰ってばかりで何も返せ手いなかったと思うから、いつかまた、必ずフィリピンに行こうと思った。
5日目は、JICAとJOCVの人達の活動を視察した。途中、ピナツボ火山の泥流被害に遭って埋まってしまった町を見た。私達のホストファミリーが以前住んでいた町も見たが、同様だった。泥竜対策は今も行っている。こんなことがあったのに、それを私は知らなかった。恥ずかしかった。でも、フィリピンに来てちゃんと知ることができよかったと思う。これもこの視察の旅での成果の一つだ。
他にも、この旅がこんなに楽しいものになったのは、一緒に行ったみんなと関係者の方全員のお陰だ。本当にどうも有難うございました。
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