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フィリピンのこと6 [フィリピン]

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FM Port Morning gate のDJ野沢直子さんとWorld Cupの時に

FM Port「MY DEAR FRIENDS」後半から

マイケル: USA for Africa. We are the world. これについて何か話がある?
GAKI  : え、この曲がでた時は私が大学を卒業する年で、その時に一回協力隊に行こうかと思って問題集(募集要項)を取り寄 せたのですが、その問題を見たとき、「あ、今行ったら無理だな」と,私がこれで行っても役に立たないなと思い、その時はやめて、ちょうどこのWe are the worldがTVのニュスでかかって、即、渋谷のタワーレコレードにレコードを買いに行った思い出が有ります。 それから、フィリピンに行く前に二ヶ月、長野の駒ケ根で語学訓練(英語)をしたのですが、最後に同じクラスみんなでこの歌を歌って出て行った思い出があります。
マイケル: ヘー、涙だ。
GAKI  : 涙ですね。 誰のパートを歌うかで争いましたけど。
佳奈   : なるほどね。 私もシンディーローパーのパート得意なんですよ、ってさっきディレクターに言ったら「全然」と言われたんですよ。 でも、そう言った高校のときの夢をまさにかなえて自分の夢でもあり、それでいていろんな人が求めていているってところに、やっぱりGAKIさんがいったイロイロ州のカルレスって町ですか、その人たちはそう言うふうな外から色々技術を教えてくれたり、伝えてくれたりするのを待っているのですか?
GAKI  :  えーと、これは非常に難しい言い方ですが、我々の使命は技術を移すことなのですがそれを伴って必要な機材(道具)を欲しがっています。たとえば私が行った。じゃ、食品加工をする工場が欲しい、その中に入れる道具が欲しいと言うのが、ある程度フィリピンの人達が求めていることです。ただ、私の使命は技術を移転することが第一の使命ですからそう言うことを重点的にやってきました。
佳奈  : じゃ、My dear fiends 後半にもどっているのですが、本日お客様GAKIさんをお迎えして話をお伺いしてます。
マイケル:  フィリピンに2年も、小さな島で。
GAKI   : そうですね大きさは半径100km位の三角形の島です. 私の住んでいた島は。
佳奈  : なんかナタデココの話があると、私も内容がわからないのですが。それはいったい何なんですか?
マイケル:  美味しいんだけどね。
GAKI   :  ちょうど私が行った時に、日本でナタデココが大ヒットしたのですが、「お前ナタデココ知ってるか?」「ん、知らない」「お前本当に日本人か?」と言われた。(笑い)私の専門は水産物加工だったのですが、私のNGOの上司(学校の校長先生)が副業でナタデココを作って日本に輸出したと。
佳奈  : ナタデココを初めて食べた時に、これはイカでできているんだとみんなで(笑い)。イカみたいな歯ざわり、すごいなんとも言えない触感、これは何だー。
マイケル: それを商売したおばさんメッチヤ金持ちだぜ。
GAKI  : いやー、それがですね、日本では一年か半年くらいの大ヒットで、その時フィリピンの人たちはみんなで作ってたんです。それで日本に送ったのですが、品質的にはビンの閉め方が良くなくって液漏れがしたとか、良くないものがあって日本の業者に断られたのがいっぱい出た。 設備投資をして倒産した人もいっぱいいました。
マイケル: 厳しいね。
GAKI  : フィリピンに流れた情報も「ナタデココは20年位大丈夫だ」と言うような情報も流れている。それを信じるのもちょっと。
マイケル: 向こうもびっくり知ったんじゃない。「日本人ってこれ好きなんだ」。
3人   : (笑い)
佳奈   : これ作り方って言うのは?
GAKI  : 家庭でもできる作り方なのですが、ココナッツを割って中を削り水を加えてココナッツミルクを絞ります。そこに酢酸(酢)と酵母. ブドウ糖(砂糖)を入れて、7日間位から膜ができ品質のいいものは15日間位とっておと硬い膜ができます。その膜をさいの目の形に切り水洗いして煮て酢の味を飛ばして、最後にシロップ(砂糖と水)にナタデココを入れて煮詰めて作るのです。
佳奈  : 現地の人たちは日常的に食べているものですか?お祝いとか、特別な日とか。
GAKI  : 中流クラスの人はおやつの時間がフィリピンでも有って、その時食べてます。食べ方としてはハロハロって言ってかき凍り、ハロハロって意味は混ぜ混ぜって意味なんですが。
佳奈  : あ、何か聞いたことがある。エー。
GAKI  : あと私はそのまま皿に盛って食べてました。
マイケル: フィリピンに行って最初の日からびっくりしたことがあるんじゃないですか?
GAKI  : 私の住んでいた所はほんとの田舎で、水道も無いし電気も来ればいいかな、いちよう電線は有ったのですけど。 一番最初は土ぼこりの道を3時間くらいトラックで行ったのですが、急に左に曲がったのですよ。エ、って思ったら普通の家でニッパ椰子で屋根が葺かれていて周りが竹でできた家なのです。何もない普通の家。
佳奈  : どうしたんだろう。
マイケル: GAKIさーん。壊れたー。
GAKI  : 一人で行くわけですよね。
マイケル : 2年後向かいに来るからね!(笑い)
GAKI  : 始めて泊まった夜は、すぐ10m先に海があり波の音がする。
マイケル : いいじゃん。パラダイスって感じ。
GAKI  : いいと思うでしょ。犬が吠えまくっているし、豚は鳴くし、ニワトリは鳴くし。いやー、すごい所に来たと最初は思いました。
佳奈   : ヘー。
GAKI  : でも、それは最初の1週間位であとは慣れて楽しんでましたけど。
マイケル : どうですか、目の前に海があって?
GAKI  : 毎日夕日を見ながらいました。
佳奈   : 何か、石原裕次郎みたいですね。 海の男。
GAKI  : そこにいると風を感じるんですよ。 フィリピンと言うのはすごい風を感じる島で、風の中には土ぼこりや朝ご飯を炊く蒔きのにおいとかバイクの音とかも入ってきます。
佳奈   : 生活に密着した音、においが感じられますね。
マイケル : 辛かったこと。
GAKI  : 辛かったことは私の上司に「日本人は嫌いだ」と言われたことですね。
マイケル : おー、なるほどね。
GAKI  : それは信頼関係に問題があって、ナタデココの話で私の上司は日本人からお金がもらえなかった。
マイケル : 大変、サンドイッチの中のに肉って感じですね。でも、GAKIさんはいい人と。
GAKI  : 周りの人たちは「50年ぶりに来た日本人を大切にしろと」言ってましたね。
佳奈  :  でもそう有意味では、そう言うことを言ってこそ理解をしていこう。 そこを超えないといつまでもその関係は変わらない。
GAKI  : フィリピンの人たちはプライドが高いので怒っちゃいけないと言われたんですが、その時は私も怒りましたね。
マイケル: まあ、小泉j純一郎さんよりGAKIさんだろうな、そこは。
GAKI  : そんなには有名人で無いですよ。
佳奈  : なるほど、ま、ほんとに話はつきないのですが、あっと言う間に時間の方になりました。
マイケル: 面白いね。
佳奈  : やっぱりゲストに来ていただくといつも思うんですが、色んな話が次から次へと出てくるじゃないですか。
マイケル: 2,3時間コナー。
佳奈  : お当番制にしてまた来ていただくと言うふうに。10回来てポイント制にしてハンコがたまったらマイケルのキスプレゼント。(笑い)
マイケル: 佳奈ちゃんの方が嬉しいと思うよ、GAKIさんは。(笑い)
佳奈  : 本当に名残惜しいのですが最後にもう一曲、曲の方を頂きたいと思います。
GAKI  : はい、”見知らぬ手と手”EPOです。
佳奈  : この曲は?
GAKI  : 私が受験する時、協力隊募集の時のポスターが有ったのですが、EPOもそのポスター 見てEPOが作った歌です。
佳奈  : あ、そうなんですか。
マイケル: 今日のMy dear friends GAKIさんでした。
3人  : ありがとうございました。
佳奈  : またぜひいらして下さい。
GAKI  : ありがとうございます。
マイケル: ”見知らぬ手と手”EPO。
佳奈  : My dear friends ゲスト GAKIさんからの一曲ですが。 色々、風を感じる国か。
マイケル: すごい冒険って感じ、ちょびっとサバイバルゲームも入った感じですけど。
佳奈  :  GAKIが行っていたインロゴ語(正イロンゴ語)って言うのですかね。 マヤン・アガ(正マアヨン・アガ)こんにちはですか、おはようございます(正解)ですか、何かそんなこと、さようなら?ってことか何ですかね。タガログ後の方言としてで無く言語として成り立っているといってましたけど。 色んな話、実際に生活をすると聞こえてきますよね。
マイケル: 羨ましいとこいっぱい有りました。
佳奈   : ぜひこのコナー、みなさんの周りにいるこうゆう方、何か色々な所で生活してきたよって、話を持っている方がいましたらぜひお聞かせください。番組宛てにお葉書、メール、ファックス何でもいいです。お待ちしています。ぜひこれからもあなたとあなたが、あらお友達。 My dear friends でした。
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